電気基礎知識
配電線路(架空電線路)
私達が通常、最も目にするのが配電線路ではないでしょうか。電柱の一番上の部分に張られている3本の電線とそれに付帯する柱上の変圧器、引込線などで構成されます。発電所で発生した電力は送電線により配電変電所まで送られ、変電所で変圧された電力は配電線により、我々の家庭などの身近な所まで供給されます。
右の図はあちこちで見られる低圧受電を簡略化して描いたものです。配電線路は高圧配電線、低圧配電線、引込線と、これらを支持する支持物(電柱、金物など)変圧器、開閉器、がいし、などから構成されます。柱上変圧器で6600Vから100V〜200Vに変圧され、我々の周りに届くことになります。多くは6600Vの配電線で電力が供給されますが、都市部の超過密地域では22kV、33kVの20kV級地中配電が行われ、工場の集中した地域や過疎地など、こう長が長く、電圧降下が著しい地域では22kV架空送電が適用されます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 架橋ポリエチレン絶縁電線(OC線) | 主に高圧架空電線に用いる架橋ポリエチレンで絶縁した電線。架橋ポリエチレンは耐熱温度が比較的高いため、OEに比べ許容電流が大きい。また、硬銅以外にも、ACSR導体、Al導体のものも存在する。 |
| ポリエチレン絶縁電線(OE) | 主に高圧架空電線に用いるポリエチレンで絶縁した電線。ACSR導体も存在する。 |
| 屋外用ビニル絶縁電線(OW線) | 主に低圧架空電線に用いるビニル絶縁の電線。ACSR導体も存在する。 |
| 引込用ビニル絶縁電線 | 低圧引込用に用いるビニル絶縁電線。 |
都市中心部では、景観に配慮する観点などから地中電線路の重要度が増しています。このクラスの電力ケーブルと言えばCVケーブル、さらに単心ケーブルを3条より合わせたトリプレックス型のCVTケーブルの独壇場です。
| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| CVケーブル | 銅またはアルミのより線を円形圧縮した導体構造を持ち、架橋ポリエチレンで絶縁したケーブル。これまでのケーブルと比して軽いため、作業性が良く、絶縁性能が良い。高圧用は絶縁体の表裏に絶縁性能を安定させるための半導電層を有する。 |
| CVTケーブル(トリプレックス型) | 単心3条をより合わせた構造のCVケーブル。3心を一括にまとめたCVに比べ放熱性能が優れているため、許容電流は大きくなる。また、面に対する接触面積が少ないことから、延線作業時の負担も軽減される。 |
